ねぢゅログ

ドブネズミ (ファンシーラット) 飼育ブログ

こうこく
  • 出来事

    白黒チビがデカケージに越してきて1週間経ったけど、白黒チビとハゲチビはずいぶん仲良くなった。やはり白黒チビは、ハゲチビからネズミ付き合いを習ってるように見える。

    今日はようやく、白黒チビがハゲチビから毛づくろいされても逃げなくなった。しかもよく見ると、白黒チビからハゲチビに毛づくろいを返している。すごい進歩。しかし毛づくろいに上手いヘタがあったんだなと感心するくらい、白黒チビの毛づくろいはヘタ。なんか雑っていうか、鼻先を当ててズモモモモ……ってするのが難しいのか、すぐに頭の先でドスドス突いたり前脚でフミフミするような感じになってしまう。

    白黒チビは黒チビともころころぽてぽて転がってじゃれているが、こっちはどちらかというと黒チビが嫌がっている。黒チビがすぐにキューキュー鳴くのはいつものことだが、白黒チビ相手だとギューギューと濁った声で弱弱しく鳴く。

    今のデカケージはこんな感じ。

    今のイージーホーム80ハイのレイアウト

    左側は、セリアのワイヤートレー・ワイヤーシンプルラックを配置して段々にしてある。

    今のイージーホーム80ハイの左側の様子

    右下は前からほぼ変わってない。中段の青い隠れ家は、セリアで買ったプラスチック箱にホットナイフで穴を開けてカッターで断面を仕上げて作ったもの。フタにも穴を開けてあるので、上からも出入りできる。

    今のイージーホーム80ハイの右下の様子

    合流チャレンジ

    今日も成体をデカケージに投入してみた。成体は黒チビ・ハゲチビとイチャイチャした後、最上段に上がっていき、いつも通り白黒チビのいる隠れ家に入っていった。それから特にケンカも無く、お昼寝タイムを過ごしていた。

    とうとう何も起きないのかと思ったが、2時間くらい経った頃、プラスチック隠れ家の中でケンカが始まって白黒チビが悲鳴を上げながら逃げて行った。こうなったらすぐ隔離。白黒チビを詰めたら隔離されるんだと理解してくれたら早いんだけど、たぶんそうはならない。

    夜、また成体をデカケージに投入してみた。1時間でケンカしたので隔離した。白黒チビが最上段の隠れ家の上の隙間に避難したら、もうダメと判断して隔離してる。

    おやつ

    ピータン豆腐の材料から何か取り分けようとして、ピータンの白身でもあげようと思ったが、無駄にリスクを冒してる気がしたのでやめた。代わりに豆腐をあげた。最近ずっと豆腐だな。

    ミルワームとパンプキンシードもあげた。ハロウィンっぽい? と思ったら、ハロウィンって昨日だった。

    こんなにおやつあげたのに、さらに夜、かつお節に熱湯をかけた汁に浸したロールパンをあげた。

    聞いたところによれば、ラットにはうま味受容体 (T1R1/T1R3) があるらしい。でもこれ書くために調べてみたら、ラットのT1R1/T1R3はグルタミン酸には応答せず他の多くのL-アミノ酸に応答するって書いてあった。あれ、かつお節のうま味ってどれだっけ? と思ってググったらイノシン酸だった。じゃあ、ネズミがおいしそうに食べてたのは気のせいじゃなさそう。

    給餌

    成体はケージ掃除したのでばら撒き。デカケージの連中には、紙コップ3つにペレットを分けて入れて口を折って閉じたものを渡した。白黒チビが流石の速さで破壊していた。

  • ケージレイアウト仮説

    白黒チビのデカケージへの導入について、時間と場数以外に何かできることはないか考えてて、ふと、ケージレイアウトに問題は無いかと気になった。ケージレイアウトはラットの行動に影響を与える。

    ここ数日見ていて分かったことは以下の通り。

    • 白黒チビのケージから持ち込んだ隠れ家を置いたとき、白黒チビはそこに籠城し、成体はそれを目の前 or 頭を突っ込んで監視していた。
    • 白黒チビはもともとハンモックを使わず、隠れ家に引きこもるタイプ。今は最上段の隠れ家が定位置。
    • 最上段に同じ隠れ家を2つ置いたにも関わらず、成体はいつも白黒チビのいる方の隠れ家に入って落ち着こうとする。
    • 白黒チビが最上段以外の隠れ家にいても、成体が必ず後から入っていく。
    • 成体と白黒チビは、顔を合わせた直後に取っ組み合いをすることはない。
    • 成体が白黒チビのいる隠れ家に入って数分後に、おそらく成体が攻撃して白黒チビが大暴れして、最終的に白黒チビが逃げ出す。
    • ケージ外で成体と白黒チビを会わせると、成体は白黒チビに取っ組み合いを仕掛ける。白黒チビはひたすら逃げ回る。
    • 最上段の隠れ家に白黒チビがいるとき、黒チビとハゲチビは、成体がそこに入らない限りあまり近づかない。

    やっぱり気になるのは、成体がわざわざ白黒チビのいる隠れ家に入っていくこと。当たり屋みたいに白黒チビのいる隠れ家に入り込んではキレ始める。なんか、群れのトップとしての地位を誇示してるっぽい。白黒チビが隠れ家に引きこもりがちなのを、成体が良く思ってない気がする。侵入者が巣を作ってるように見えてそうというか。

    そこでひとつ考えたのが、一時的にケージを開放的なレイアウトにすること。程度としては「影はあるけど壁は少ない」くらい。

    隠れ家の入り口を拡張した様子

    最上段の隠れ家の入り口を拡張して、隣と繋げるための壁の穴も拡張して、ほとんど一つの大きな箱にしてしまった。段ボールはこういう工作がラクでよい。

    最上段だけでなく、下段に置いてる段ボールハウスも同様に穴を拡張して風通しを良くした。家っていうより、東屋みたいになっちゃった。匂いがこもらない代わりに熱もこもらないから、これから冬なのを考えるとちょっと良くないけど、それは暖房でカバー。

    そもそも十分な隠れ家が無いのもストレスになるから、あくまで一時的な措置。でもこれで、成体が無理やり白黒チビの隣に入り込んでも、互いに以前ほどのプレッシャーは感じなくなるはず。最悪ケンカが起きても、すぐに出て逃げられるし。壁の多い隠れ家だと、中でドカドカ!ボコボコ!ってなって、爆発するみたいに白黒チビが飛び出してくるのが怖いんだよな。

    仮にこれが成体と白黒チビとの関係改善には寄与しなかったとしても、白黒チビが引きこもれないようになって黒チビ・ハゲチビとの交流が深まるかもしれない。しばらくこれで様子を見る。

    合流チャレンジ

    上記の工事を施して、さっそく隔離されていた成体をデカケージに投入した。中立地で会わせるって再計画は忘れた。

    成体は黒チビ・ハゲチビとイチャイチャしたあと、最上段に上がっていき、思った通り白黒チビのいる隠れ家に入っていった。ついでにハゲチビも入ってきた。白黒チビは成体が入ってくると固まっていて、ここまでは今までと同じ。しかし成体は隠れ家の中でじっとしていて、白黒チビを攻撃しようとする様子はなかなか見せなかった。白黒チビは眠かったのか、その場で寝始めた。成体もそのまま休憩していた。

    5分経ってもケンカが始まらなかったので、これはいけるかもと思っていたら、30分くらい経ったところでギャバババみたいに悲鳴が上がった。見ると成体が白黒チビを追いかけ回していて、白黒チビは隠れ家の上の隙間に逃げ込んでいた。ああやっぱりダメだ。即刻、成体を引っ張り出してDIYケージに隔離した。

    しかし、30分も持ったのは初めてだ。単に回数を重ねたから慣れただけという可能性はあるが、ケージレイアウトの影響もあったかもしれない。白黒チビは成体がいなくなったのを慎重に確認して、隙間からヌソソソと出てきて、最上段の隠れ家に器用に着地した。ケガは増えてなさそう。

    おやつ

    茹でた小松菜の青いところをあげた。あと、厚揚げの端っこを切り落とした中身だけをあげた。

    給餌

    成体には手渡し。デカケージの連中には、ミニ引き出しにペレットを詰めて与えた。

  • 出来事

    独居になってしまった成体にかまって遊んだ。いま成体は、もともと白黒チビがいたDIYケージに住んでる。買い物をしたら紙袋を貰ったから、ケージに入れてみた。気に入ったようで、破いたり中で寝たりしていた。DIYケージには隠れ家用にプラスチックの四角いゴミ箱を置いてあるけど、そっちのほうが狭くて落ち着きそうなのに、紙袋のほうで寝てる。

    成体を部屋んぽさせてたら、デカケージの前に来たときに黒チビやハゲチビが寄ってきた。成体が中に入りたそうにしてたので扉を開けてやったら、歓迎するように黒チビとハゲチビが成体に跳びついて遊び始めた。こうなると3匹で芋みたいにゴロゴロじゃれ合い始める。この成体ってたびたび大人げなくキレてるイメージがあるのだが、人望ならぬネズ望はあるらしい。

    昨日、成体と白黒チビを会わせるなら中立地って書いたばっかなのに、つい入れてしまった。何かの間違いで白黒チビと仲良くなってくれないかなと思ってしまうらしい。成体は上段に上がってくると、段ボールハウスの入り口を防衛している白黒チビを意にも介さず、のそりと中に入っていった。この、顔を合わせた瞬間に取っ組み合いが始まるわけでもない空気が愚図の飼い主を期待させる。力関係が明らかなくせに白黒チビが降伏しきってないがゆえの、末期的な距離感というだけなのかもしれないが。

    案の定、5分くらいしてヂヂヂヂ!!という白黒チビの悲鳴が上がり、白黒チビが成体に追いかけられてケージの端から端までを一瞬ですっ飛んでいった。さすがにわかってて成体を入れたので、すぐに手を突っ込んで成体を引きずり出してDIYケージに放り込んだ。その間に白黒チビは、段ボールハウスと天井との隙間に逃げ込んでしまった。この5cm未満の隙間、成体は入れないんだよね。これでストレスで天井の金網をガジガジし始めるのを見ると、その時は本当に申し訳ないと思うのに。

    白黒チビが最上段の隠れ家にいると、黒チビはあまりそこに近づかず、中段より下の隠れ家で遊んでることが多い。

    おやつ

    みんなにパンプキンシードをあげた。

    給餌

    成体にはばら撒き。デカケージの連中にはフタつきのプラスチック箱に入れて。

  • 導入計画

    日中、GPT-5のDeep Researchでペットラットの同居導入方法についての情報を集めてこさせた。自分で調べても、記事によって書いてあることバラバラだし、どうせ自動翻訳で英語の記事を読んだり日本人感覚で英単語並べてググったりするくらいなら、AIのほうがよほどまともだろう。これまでも自分で調べたり論文読んだりして、その解釈が最後まで正しかったこと一度も無かったっスよね。なんか自分、ペット飼っちゃいけないタイプのバカだったんじゃないかと思えてきた。

    とはいえちょっと調べてバラバラなわけだから、やはりAIに情報収集させてもバラバラなものはバラバラだった。あとは何を信じるかという話になる。

    とりあえず、今後の方針としては… (※以下、GPT-5からのまた聞き。ソースも見たけどたぶん全部ネット上の経験ベースの記事。)

    • しばらく待つ。去勢から6週間くらいまでは白黒チビに性ホルモンの影響が残っている可能性があるので、3週間目でやろうってのが時期尚早だった。オスは性ホルモンの影響で攻撃性が出やすいし、オスの性ホルモン由来のフェロモンがアルファのメスから脅威と認識される場合もある。
    • 直接会わせるのはケージ内ではなく中立地で行う。取り返しのつかない大ゲンカをさせて関係をこじらせないように、タイミングを見計らって監視のもとで短時間に留める。
    • 中立地で大ゲンカしなくなるまで繰り返す。どうしてもダメなら……
    • いくつか、おまじないみたいな変な方法があるので、それらを順番に試す。
    • そもそも1年3か月の成体が、今から4か月の知らない個体 (2か月前には一緒にいたのにナ) を受け入れるのは難しい場合がある。同居できない場合もあると覚悟する。

    あと、これまでやってきた床材交換やケージを隣接させることによる慣らしは、個体によってはストレスをかけて逆効果になる場合があるらしい。個体によってはと言うが、そう言われると成体と黒チビは気難しいタイプだから、そうかも……って思えてくる。

    出来事

    白黒チビ、もしかして、他ネズに毛づくろいする方法を知らないのでは?と思う。5~6週間くらいでオスだと発覚して以来、ずっと隔離されて独居だし。当初に同居してた時、成体が白黒チビに毛づくろいしてやってるのを見た覚えがあるけど、それ以来毛づくろいされたこともしたことも無いわけで。

    合流チャレンジ開始以降、白黒チビが黒チビとハゲチビに突っかかってお腹を出させてるのを見かけるけど、他の個体がじゃれ合いでマウント取ってる時と違って、上に乗った後固まらずにフミフミしてたり鼻先でツンッてしてたりする。なんか、他ネズとの接触の仕方が分かってない感じがする。

    時々ハゲチビが白黒チビに毛づくろいをしようとしてるけど、始まったと思ったら白黒チビは逃げてしまうので、うまくいってない。やりかたを習ってほしい。

    ところで成体がいま独居になってしまってるわけで、どうしたものかと考え中。白黒チビを独居じゃなくしてやりたいと思って始めたのに、成体が独居になってしまうのは本末転倒。でも成体と白黒チビを一緒にするのは難しいし、かと言って、成体と同居させるために黒チビとハゲチビを引き離すのもかわいそう。黒チビとハゲチビは、チビすぎてイージーホーム80ハイで囲えなくて隔離されてた頃からずっと一緒に生活してるんだよね。

    おやつ

    今日も麻婆豆腐を作ったので、茹でた豆腐をあげた。今日は木綿豆腐。崩れにくいから手で持って各自に与えやすい。

    そういえばラットのおやつに納豆ってアリらしいと聞いたことがある。じゃあ、豆鼓あげたら食べるかな? しょっぱいからダメか。

    給餌

    結局、成体が紙ラザニアをあんまり解体してくれなかったので、今日のペレットはそのまま紙ラザニアの箱に入れて与えた。

    デカケージの連中には、今日は下段のティッシュ箱に入れた。白黒チビ、最上段の隠れ家に引きこもりがちだけど、ちゃんと下段に降りてきて食べてくれるか?

  • 出来事

    昨日の深夜、小さな段ボールハウスにみっちり詰まっている3匹のネズミ (※黒チビだけ外のハンモックにいる) を放っておいたら、案の定成体と白黒チビがケンカになった。また隔離かと思ったが、それ以前に、どう見ても隠れ家が狭すぎるのが問題だった。隠れ家自体はケージ内に少なくとも4つもあるんだけど、観察してる限りではドブネズミは一番上のもの以外は寝床だと思っていない生物のようなので、現在の状況は隠れ家が1つしか無いのと同じだった。

    仕方ないので工事を慣行。最上段の段ボールハウスは、ケージの天井から15cm程度の高さに渡したイージーホーム用メッシュデッキの上に置いて、落ちないようにタコ糸でケージに固定してある。段ボールハウスは、セリアの50サイズ (H10×W20×D17.5cm) のラッピングボックス。イージーホーム80ハイの内寸の奥行は43cmだから、段ボールハウスの長辺をケージの奥行に合わせて置くと、2つ横に並べられる。なので、予備の段ボールハウスを組み立てて2つ並べて設置した。

    それと、いつも段ボールハウスの壁面ふたつにカッターで四角く穴を開けて出入り口にしてるけど、今回は2つ並べた時に隣接する壁同士に穴を開けて、2つの段ボールハウスがつながるようにした。4匹全員入れる最上段の隠れ家ができた。

    工事中に段ボールハウスの内側からタコ糸を噛み切られて外れた時は閉口したけど、無事に施工完了。タコ糸の強度の問題は、今後なんとかしないとだけど。

    入り口がこんな空中に面してて入れるのか? と思ったが杞憂だった。下に置いてある掘り箱のフチに登って、そこからぬるりと入っていった。観察する間もなく、あっという間に全員が段ボールハウスの中に納まった。部屋割りは成体・白黒チビと、ハゲチビ・黒チビの組み合わせ。成体と白黒チビが同室なのはそのままかい。でもみっちり状態から解放されて、少なくとも見た目の安心感はある。

    消灯するとまた成体と白黒チビのギャーギャーが始まったので、豆電球を点けて寝た。もう流血沙汰になるまでは、心を鬼にして放っておくことにする。

    翌日帰宅すると、ケージの中には異常は無いように見えた。成体と同室で白黒チビが日中寝られたかだけは心配……と思いきや。

    インシデント

    だめだこりゃ。白黒チビをよく見たら、後ろ足としっぽとキンタマに薄い傷のようなものができていた。ハンモックの上に白いネズ毛の小さなかたまりも落ちていた。成体にやられたに違いない。

    やはり長期戦を覚悟した方がよさそう。とりあえず、今日も成体を隔離。白黒チビとハゲチビ・黒チビは普通に同居できそうだから、ほんとに成体⇔白黒チビの関係性が問題なんだなあ。ちょっと考え直す。

    おやつ

    麻婆豆腐を作るために絹ごし豆腐を茹でたので、取り分けてネズミたちに与えた。隔離前に4匹いっしょにあげた。そしたら豆腐が人気すぎて、指の上で取り合いになった黒チビに中指の腹をガブッと噛まれた。血が出たじゃあないですか……。

    給餌

    隔離された成体には小さい紙ラザニア。でも、成体はこういうのあくせく開封するタイプじゃないから、食べられるか心配。デカケージの連中にはティッシュ箱に直接ペレットをあけて与えた。

  • 出来事

    昨日の深夜、またしても成体が白黒チビにケンカをふっかけていて、結局成体を隔離して朝を迎えた。長期戦を覚悟しつつあった。

    日中、何がいけないのかを考えていた。結論として、おそらく白黒チビを隠れ家ごと移植したせいで、成体が隠れ家を「悪の根城」とでも認識してしまったのではないかということだった。なのでプランは、まず白黒チビの隠れ家を解放~撤去すること。それで成体が加わっても崩れないパワーバランスをデカケージ内に構築するのが目標となった。

    帰宅後、白黒チビの隠れ家のフタを開け放した。成体がいたらうまくいくビジョン無いけど、ハゲチビと黒チビだけならなんとかなるかもしれない。白黒チビはビビりまくって隠れ家の箱の中から出てこなかったけど、しばらくすると、水を飲むためにおずおずと出てきた。が、黒チビに威嚇されてピュッと隠れ家に戻ってしまった。前途多難。

    せめて2本ある給水ボトルの片方を白黒チビの隠れ家の正面に設置してみた。移動する時、給水ボトルを持って行って直接飲ませたら飲んでくれたけど、これも黒チビが上からプレッシャーをかけてくる。お通しのペレットも配布してみたけど、白黒チビは緊張してて食べられない様子。そうこうしてるうちに、ハゲチビにペレットを横取りされてしまった。でも給水ボトルの位置を変えたのは正解で、飼い主が黒チビとハゲチビにかまってる間に、白黒チビが給水ボトルに近づいて水を飲んでいた。よかった。

    ハゲチビと黒チビはというと、ハゲチビは白黒チビに絡んで、隠れ家でもみ合いを始めた。これまで見た感じではドブネズミのもみ合いって2種類あって、一つはバタバタ・ガタガタしてギャーギャー言うやつ。もう一つは、声はキュー程度で、なんかころころぽへぽへしてる感じのやつ。ハゲチビと白黒チビのは後者で、成体との取っ組み合いと比較するとまったく緊張感が無い。黒チビは白黒チビとの距離感を保ちつつ、鉢合わせると威嚇する感じ。

    さらに待って、白黒チビが隠れ家のフタを自力で閉めてもしつこく開けなおしていると、やっと白黒チビが隠れ家から出てきてケージ内をうろうろし始めた。なかなかケージの天井部まで登頂しないのを見てると、お迎え当初になかなかケージの上段に登らなかったのを思い出す。見てるうちに、上段の掘り箱の隅に成体が貯めてたペレットを見つけて、そっと持ち帰って食べ始めた。ようやくこのケージの理を理解したか。集団生活だと、いつも飼い主が手渡しで与えることはできないから、自分でエサを取って食べないといけないのだ。

    しかし感動していたのも束の間、キューキューと誰かが鳴いてたので見ると、ケージ最上段のハンモックで白黒チビが黒チビを負かしていた。黒チビはお腹を見せて降参状態。ついでにケージも登頂してて、とうとう懐かしの段ボールハウス (ケージ最上段に置いた) に帰還した。段ボールハウスの中にいるハゲチビのことも気にせず、のしのしと入っていった。あれ、なんか急に王様になった?

    少し迷って、成体を放り込んでみた。すると成体は白黒チビの段ボールハウスに張り付いて監視し始めたが、そのうちぬるりと中に入り込んで、狭い段ボールハウスの中にハゲチビ・白黒チビ・成体の3匹がぎゅうぎゅうに入っていた。そういや、隠れ家を何個置こうがネズミたちは一番上の一つしか使わないってのは、これまでの経験にあったんだった。成体は白黒チビを攻撃はしなかったが、態度はまた監視体制といった感じで、でかいケツをもさもさ動かして段ボールハウスの入り口を塞いでいた。白黒チビは段ボールハウスの中で固まっている感じだったが、一応動いてはいた。

    ネズミが上段に固まっている間に、白黒チビの引きこもっていた隠れ家を撤去した。かわいそうに、なかなか外に出られなかったせいか箱の中にはうんちやしっこが付着していた。そのままにしておいても成体を刺激するだけなので、捨てて新しい隠れ家を同じ場所に設置した。白黒チビは最上段の段ボールハウスを定位置にしたみたいで、ここに降りてくることはなかった。

    その後、また一瞬だけ成体と白黒チビが激しいケンカを始めたが、すぐに収まった。白黒チビがうんち漏らしながら逃げてたので、強弱関係ではやはり成体が上位のようだ。でも一触即発という感じではなくなったので、今度こそ一晩様子を見ることにする。これでうまくいったら、ちょっと拍子抜けかも。

    おやつ

    ハゲチビ・黒チビ・白黒チビをなだめるために、カシューナッツのかけらを与えた。

    給餌

    まだ成体と白黒チビで取り合いをしそうなので、ティッシュ箱にペレット50gを直接あけて与えた。段ボールハウスの中にいる白黒チビにペレットを渡そうとしたら、横にいた成体がすかさず横取りして貯蔵庫に持って行った。その間に白黒チビにペレットを渡したら、戻ってきた成体にまた横取りされた。同じ隠れ家で寝ない方がいいんじゃないのか?

  • 出来事

    昨日投入したティッシュが全部出されて、ケージの床がティッシュまみれになっていた。日中、白黒チビの隠れ家をこっそり開けてみると、ちゃんと寝てた。成体を隔離したのは正解だったようだ。黒チビとハゲチビは、もともと白黒チビが使っていた段ボールハウスが気に入ったらしく、すっかり定位置になっていた。成体は成体で、白黒チビが結局ほとんど使わなかったハンモックですやすや寝ていた。

    白黒チビはずっと隠れ家にいるけど、水をちゃんと飲めてるのか気になって、手の平に水を溜めて近づけてみたらぺろぺろ飲んでた。やっぱり飲めてないかも。というかそもそも、白黒チビに設備案内をしてないので、水のありかを知らない可能性がある。

    それはまずいと思い、デカケージ内を探索させることにした。ハゲチビもまだ白黒チビにちょっかいをかけるので、虫かごに一時隔離。あとは白黒チビの隠れ家のフタを開けて (靴を買った時に入ってた箱だからフタがある)、なんとか出てこさせた。

    しばらくするとやっとケージ内をうろうろ探索し始めたけど、もともと45cmしか高さの無いケージに住んでたせいか、75cmあるデカケージの上の方には全然登らない。最上段にはキミが愛用してた段ボールハウスがあるのに。そしてやっと最上段まで登ったと思ったら、段ボールハウスの中にいた黒チビに威嚇されてすごすごと降りてきた。黒チビはまあ、知らない奴が来たらこうするだろうという感じ。積極的に攻撃しには行かないけど、近づくとガッて感じ。結局、給水ボトルになかなか近寄らないので手で持って近づけたら、やっと気づいて飲んでくれた。ガブ飲みしてた。ともかく、これで外に出さえすれば水が飲めることを覚えてくれたはず。

    それから、隔離していたハゲチビをケージに戻した。大丈夫そうなのを確認して、成体も試しに戻してみた。すると、やはり成体は白黒チビを隠れ家の入り口から監視していたが、昨日のようにあからさまに追いかけ回すことはしなかった。静かなものだったけど、成体が手を出すのをやめたのか白黒チビが応戦するのをやめたのかは不明。放っておいたら、成体は白黒チビの隠れ家の前で寝ていた。そこまでして監視したいのか。

    そういえば、ハゲチビは昨日から引き続き、白黒チビの段ボール箱に一緒に入ってじっとしていることがある。毛づくろいしてそうなキュッ……て声も聞こえたので、もしかしたら白黒チビを受け入れたのかもしれない。白黒チビを監視してる成体に横からちょっかいをかけたり、成体が監視してる段ボール箱の中に一緒に入ったりしてるので、見ようによっては仲裁のようなことをしているようにも見える。ハゲチビはもともとデカケージにいた3匹の中では一番性格が良いというかまともな感じがするので、そういう役回りになるのかもしれない。

    ケンカもしなさそうなので、今日はこのまま一晩様子を見ることにする。ただ、ふとケージを覗き込むと成体が白黒チビの隠れ家に張り付いてるので、若干ぎょっとする。

    おやつ

    成体がいないうちに、チビ3匹にだけミルワームをあげた。まあ、言うほどもうチビじゃないけど。

    夜、おやつに食べてたロールパンをちぎって全員に少しずつあげた。

    給餌

    ペレット50gをティッシュ箱の中にあけて渡した。そしたら成体が全部取って、掘り箱の隅に貯蔵し始めた。これ、白黒チビには届かないんじゃないか? 明日の朝こっそり少し拾って、白黒チビのところに投げ込んでから出勤しよう。