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ドブネズミ (ファンシーラット) 飼育ブログ

こうこく

ケージレイアウト仮説

白黒チビのデカケージへの導入について、時間と場数以外に何かできることはないか考えてて、ふと、ケージレイアウトに問題は無いかと気になった。ケージレイアウトはラットの行動に影響を与える。

ここ数日見ていて分かったことは以下の通り。

  • 白黒チビのケージから持ち込んだ隠れ家を置いたとき、白黒チビはそこに籠城し、成体はそれを目の前 or 頭を突っ込んで監視していた。
  • 白黒チビはもともとハンモックを使わず、隠れ家に引きこもるタイプ。今は最上段の隠れ家が定位置。
  • 最上段に同じ隠れ家を2つ置いたにも関わらず、成体はいつも白黒チビのいる方の隠れ家に入って落ち着こうとする。
  • 白黒チビが最上段以外の隠れ家にいても、成体が必ず後から入っていく。
  • 成体と白黒チビは、顔を合わせた直後に取っ組み合いをすることはない。
  • 成体が白黒チビのいる隠れ家に入って数分後に、おそらく成体が攻撃して白黒チビが大暴れして、最終的に白黒チビが逃げ出す。
  • ケージ外で成体と白黒チビを会わせると、成体は白黒チビに取っ組み合いを仕掛ける。白黒チビはひたすら逃げ回る。
  • 最上段の隠れ家に白黒チビがいるとき、黒チビとハゲチビは、成体がそこに入らない限りあまり近づかない。

やっぱり気になるのは、成体がわざわざ白黒チビのいる隠れ家に入っていくこと。当たり屋みたいに白黒チビのいる隠れ家に入り込んではキレ始める。なんか、群れのトップとしての地位を誇示してるっぽい。白黒チビが隠れ家に引きこもりがちなのを、成体が良く思ってない気がする。侵入者が巣を作ってるように見えてそうというか。

そこでひとつ考えたのが、一時的にケージを開放的なレイアウトにすること。程度としては「影はあるけど壁は少ない」くらい。

隠れ家の入り口を拡張した様子

最上段の隠れ家の入り口を拡張して、隣と繋げるための壁の穴も拡張して、ほとんど一つの大きな箱にしてしまった。段ボールはこういう工作がラクでよい。

最上段だけでなく、下段に置いてる段ボールハウスも同様に穴を拡張して風通しを良くした。家っていうより、東屋みたいになっちゃった。匂いがこもらない代わりに熱もこもらないから、これから冬なのを考えるとちょっと良くないけど、それは暖房でカバー。

そもそも十分な隠れ家が無いのもストレスになるから、あくまで一時的な措置。でもこれで、成体が無理やり白黒チビの隣に入り込んでも、互いに以前ほどのプレッシャーは感じなくなるはず。最悪ケンカが起きても、すぐに出て逃げられるし。壁の多い隠れ家だと、中でドカドカ!ボコボコ!ってなって、爆発するみたいに白黒チビが飛び出してくるのが怖いんだよな。

仮にこれが成体と白黒チビとの関係改善には寄与しなかったとしても、白黒チビが引きこもれないようになって黒チビ・ハゲチビとの交流が深まるかもしれない。しばらくこれで様子を見る。

合流チャレンジ

上記の工事を施して、さっそく隔離されていた成体をデカケージに投入した。中立地で会わせるって再計画は忘れた。

成体は黒チビ・ハゲチビとイチャイチャしたあと、最上段に上がっていき、思った通り白黒チビのいる隠れ家に入っていった。ついでにハゲチビも入ってきた。白黒チビは成体が入ってくると固まっていて、ここまでは今までと同じ。しかし成体は隠れ家の中でじっとしていて、白黒チビを攻撃しようとする様子はなかなか見せなかった。白黒チビは眠かったのか、その場で寝始めた。成体もそのまま休憩していた。

5分経ってもケンカが始まらなかったので、これはいけるかもと思っていたら、30分くらい経ったところでギャバババみたいに悲鳴が上がった。見ると成体が白黒チビを追いかけ回していて、白黒チビは隠れ家の上の隙間に逃げ込んでいた。ああやっぱりダメだ。即刻、成体を引っ張り出してDIYケージに隔離した。

しかし、30分も持ったのは初めてだ。単に回数を重ねたから慣れただけという可能性はあるが、ケージレイアウトの影響もあったかもしれない。白黒チビは成体がいなくなったのを慎重に確認して、隙間からヌソソソと出てきて、最上段の隠れ家に器用に着地した。ケガは増えてなさそう。

おやつ

茹でた小松菜の青いところをあげた。あと、厚揚げの端っこを切り落とした中身だけをあげた。

給餌

成体には手渡し。デカケージの連中には、ミニ引き出しにペレットを詰めて与えた。



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