CAUTION
この記事には切除されたラットの睾丸の写真 (血あり) が含まれています。
ラットの去勢
白黒チビを去勢手術に連れて行った。最後になるかもしれないんだから、写真を撮っておくべきだったのかもしれない。でも本当に、ネズミを飼う前は写真や動画を撮る習慣が無かったから、つい忘れてしまう。
そんな心配をよそに、手術は無事成功したようだ。事前の話通り、抜糸が不要で縫い目も表に出ないようにしてくれた。来週、様子を見せにもう一回病院に行けば終わり。
スケジュールとしては、午前中に預けて、麻酔から目覚めたら引き取りに行ったんだけど、全部で4時間くらいで済んだ。幸いそんな遠くないので、出先で時間をつぶすより家で待ってた方が安上がりだと思って一旦帰って昼寝してたら、思ってたより早く電話がかかってきて慌てて迎えに行った。
当日の費用は約3万円で、内訳は爪切り550円、ラットの去勢手術27,500円、抗生物質入りの飲み薬が1,980円。動物病院は当然実費だからクレジットカードが使えて助かる。去勢手術の費用については、以前に他の動物病院で7万円と言われたことがあるが、その時の話からすると、この差はおそらくラットの全身麻酔をできる獣医がそこにいるかどうかの差だと思う。
白黒チビはキンタマ周りのおけけを剃られており、先生を見るとあからさまに怯えて逃げていた。獣医って大変な仕事だぁ。傷口を見せてくれて、1cm弱くらいの切り口があったけど、見慣れなさすぎえよく覚えてない。
それと切除した睾丸 (精巣) も見せてもらえて、思ったより大きくてびっくりした。ネズミのキンタマが身体の割にデカいのは周知の事実だけど、やっぱり中身もデカい。もっと見たかったし写真も撮りたかったので、くださいと言ったら袋に入れてくれた。捨てるときは燃えるゴミで良いかと訊いたら、良いとのことだった。言われてみれば特に病気でもないし、扱いとしては生肉と同じなのか?
というわけで、記念に写真を載せておく。血がついてるけど、しっかり洗われているらしく家ですすいでもこれ以上取れなかったので、そのまま撮影した。
目立つ血管?が一本、うねうねと伸びてるのが特徴的で、見覚えがあると思ったらホルモンしま田の動画で見た牛の睾丸だ。牛や豚のキンタマというのは調理方法が確立されているそうだが、ドブネズミのキンタマはさすがにどう処理していいか分からない。でも牛や豚と同じなら、これの中には精子が直接詰まっているわけではなく、精子を作るための組織が詰まってるはずだ。皮を剥いだら中身を取り出すことができるはず。
牛の睾丸を調理する動画を参考にして、実際にさばいてみた結果が以下。皮を切ったら柔らかい中身が出てきて、うねうねした血管は、丁寧にひっぱるとキレイに取れた。
とはいえ、手術のために薬をいろいろ使われてるであろうネズミの肉を食べるのは危ないので、これでおしまい。冷凍しておいて燃えるゴミの日に出す。調理に使った包丁とまな板は、普通に洗った後、薄めたキッチンハイターに漬けて消毒。洗浄に使ったスポンジは廃棄した。
なんかキンタマの話ばかりしてしまったが、白黒チビは帰宅後、ずいぶん大人しい。疲れたのかずっと寝てて、たまーに出てきて覇気のない様子でうろうろしてる。傷をぺろぺろしたりはしてないけど、痛かったり怠かったりするのかもしれない。デカケージで男女同居させたいがためにこんな目に合わせてしまって申し訳ない。
一応、ケージの金網を登ってる時に股間を撮れたのでこちらも載せておく。肝心なところが金網で隠れてて申し訳ない。保定がヘタで、自分では全く撮れなかった。
ケージ
掃除ついでに白黒チビのケージをいじった。とりあえず、移動の負担が軽くなるように、今まで天井から吊っていた段ボールハウスを床に置いた。これごと病院に持って行ったから、置いただけなんだけどね。あとは、傷にばい菌が入らないように床材を新しいものに換えた。
おやつ
余ったきゅうりをあげた。何の余りかというと、動物病院に行くときの水分補給用。うちでは今のところ大きい虫かごをキャリーにしており、給水ボトルが付けられないので、代わりにきゅうりを切ったものを小皿に入れて添えている。それで帰り用に予備のきゅうりもラップでくるんで一応持っていくのだが、必要になったためしがない。帰宅後、乾いた両面を切り落として、残りをデカケージの連中のおやつにした。
あと、昨日もきゅうりだったので、今日はパンプキンシードもあげた。白黒チビをケージに戻した時にあげたら、一応元気に食べてた。
(※2025/10/14追記: 動画編集中に気づいたが、後日気になった右目だけ瞬きしてる件がこの時にすでに出てた。今は両目で瞬きしてるけど、ちょっと注視。)
デカケージの連中にもパンプキンシードあげようとしたら、こっちはおやつをあげようとするとすごい前のめりで、あげてる最中に成体とハゲチビがケージの外に出てしまった。頑張って捕まえて元に戻すと、今度は戻す瞬間に黒チビが出ていたのか、数分して黒チビが辺りをカサカサしているのを見てびっくりした。
ハゲチビと黒チビを捕まえるのは本当に大変で、いったいどうしたら逃げなくなるのか頭を悩ませている。ハゲチビは最近ようやく掴ませてくれるようになってきたかと思ったら、いつの間にか元に戻ってるし。黒チビはもう、人間に飼い慣らされる気がたぶん無い。
給餌
郵便物が入ってたヨドバシの小さめの封筒が、見たことないやつだった。茶色い封筒の中に、紙でできた網目状の緩衝材が入ってて、その中にさらに小さな紙袋が入ってる三重構造のやつ。これの真ん中と外側にペレットを入れて、カッターで穴をあけて匂いが漏れ出るようにすれば、いい感じの給餌ギミックになりそう。そのようにして、デカケージに放り込んでおいた。成体が姫プをかますのはもはや織り込み済みで、最初の1粒はそのまま配った。
白黒チビは安静にしてないといけないので、普通に小皿にペレットを入れて与えた。数粒は薬混ぜご飯になってる。前述の飲み薬は粉薬を水に溶いたやつ (要冷蔵) だそうで、これを毎日3滴与える必要があり、エサに混ぜて与えてよいらしい。今与えてるペレットのエクセルラットナゲットは表面に水分を少し染み込ませることができるので、滴下して混ぜればいい感じになった。
白黒チビは薬入りでも普通に食べてた。普段は刺激を与えるためにあれやこれやと面倒な方法でペレットを与えているので、少なくともこのケージに移ってから、過去一ラクな食事だったと思われる。